MRIで入れ墨(刺青、タトゥー)やアートメイクはなぜ注意が必要なのですか?
MRIは強力な磁場と電磁波を使って撮影をしていますので検査を受けるにあたって注意が必要になります。 入れ墨(刺青、タトゥー)やアートメイク には着色顔料に酸化鉄などの金属成分が含まれおり、この金属成分が電磁場に反応してしまうと、アーチファクト(検査画像の乱れ)や、非常に稀ですが電流を生じて熱を持ち火傷になってしまう可能性があります。ただし含まれている金属含有量は微量と言われているため検査は受けることはできますが、安全に検査を受けていただくためには検査の前に申し出ていただくことが大切になります。検査前に医師の問診がありますので入れ墨やアートメイク を受けられた方は必ずお話しください。また、化粧品にも金属成分を使った商品があります。特に頭部や目の周囲を検査する場合は化粧を落としていただく場合もあります。
MRIの検査中は緊急用のブザーをもっていただきます。 入れ墨やアートメイクの部位に少しでも違和感、熱感、痛みなどを感じたら、緊急用のブザーを押してお知らせください。安全のために検査を中止することがあります。また、熱による火傷を起こした場合はすぐに治療を行うことが必要です。
(CT検査は放射線を使った検査ですので通常の被ばく線量であれば、入れ墨やアートメイクに直接影響を与えることはありません。)
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