～CT、MRI はどうして輪切りの画像になるのですか？～

CTとMRIの形は似ていますが、原理は全く違うものになります。ここではCTとMRI別々に説明していきます。

～CT とは～

CTとはComputed Tomography の略称で、日本語で言うとコンピューター断層撮影法といいます。CTはX線利用した装置です。機械の中Xに線を出す機械とその対に検出する機械があります。ベットを動かしながらその機械が体の周りを回って撮影しています。あとにコンピューターが部位ごとにどれくらいX線を吸収したかを処理して画像化しています。

～MRI とは～

MRIとはMagnetic Resonance Imagingの略称で、日本語で言うと磁気共鳴画像装置といいます。MRI は磁気のカを利用した装置です。人体の比重は水が大きくなっています。そこでMRIの検査では人の水素原子を利用して体の中の情報を得ています。検査室に磁場を発生させて、その検査室でMRIの機械で電磁波を当てると体内の水素原子が動きます。当てるのをやめると元に戻ろうとします。その動きをコンピューターが計算して画像化しています。

～まとめ～

MRIとCTは形こそ似ていますが、画像化する方法は全く異なっています。CTはX線を利用しているのに対しMRIは磁気の力をつかっています。なのでCTとMRIで得意な部位 、苦手な部位がありますので、検査によって使い分けが必要になってきます。