CT検査で造影剤を注射すると、どうして体が熱くなるのですか?
CT検査で造影剤を注射したときに体がポカポカと温かく感じたことはありませんか?
温かく感じるのは造影剤を静脈内に急速に注入することで、血管が拡張するため熱感として感じています。CTの造影剤はヨード造影剤という種類で、注入すると血管内の浸透圧が血管外より高い状態になります。浸透圧を等しくしようとする働きによって血流量が増え、血管の拡張が起きるのです。
注射をしてから2、3分すると造影剤は腎臓で尿として排出され始めます。それに伴い血管の拡張も徐々に収まっていき、熱感も収まってきます。
造影剤は尿と一緒に排泄される為、検査終了後は水分を多く摂取してください。