MRI検査は安全ですか?放射線被曝はありますか?
CTは、レントゲンX線の発生機をリング状のレールに固定してぐるぐると回しながら人体に360度方向からX線を照射し、その全てのデータをコンピューターで解析して人体の断面図を得る検査方法です。X線を照射するため、放射線被爆が発生します。
MRIは、日本語表記では『磁気共鳴画像法』となり、極めて強力な磁場を発生・制御し、それによって人体から得たデータをコンピューターで解析して人体の断面図を得る検査方法です。得られる断面図はCTと一見すると似ていますが内容は全く異なります。X線を使用しないためMRI検査で放射線被爆は発生しません。
被曝しないとはいえ、強力な磁場を浴びて大丈夫なのか?という疑問を持つ方もおられるかと思います。実際、MRIで使用する磁場は極めて強力です。例えば、通常の金属ベッドや通常の車椅子をMRI室内に運び込んで機械に近づけると吸い寄せられて、空中を飛び上がり、MRIに吸着されて人力では引き剥がせないほどの大惨事が発生します。実際に人体に影響がでる磁束密度(磁力線の束の密度)は4テスラ以上と言われています。一方、医療用として一般的に用いられるMRI装置は最大で3テスラまでしかありません。従って医療機関でMRI検査をいくら受けても人体への影響は無いと言われています。
- CTはX線使用 ⇒ 放射線被曝あり
- MRIはX線不使用 ⇒ 放射線被曝なし
- MRIの磁場は極めて強力ですが人体に影響なし
お茶の水駿河台クリニックのMRI検査 詳細はこちら