内視鏡検査では、見逃し無く正確な診断を行うことはもちろん重要ですが、受診者さまが苦痛なく受けられることも同様に大変重要な要素です。
当クリニックでは、検査中意識がないような前投薬は用いませんが、意識下でも苦痛を感じないよう、細心の注意とテクニックで検査を行い、好評を得ております。
当クリニックは内視鏡センターとして、年間症例数は上部、下部内視鏡検査ともに3000件以上、合計7000件以上の検査を行っております。
こんなことでお困りではありませんか?
予約に1日、検査に1日、結果を聞くのに1日、検査のために3日も行ってもらうのは大変。
受診者のみなさまは検査当日のみの来院で検査可能です。
当クリニックでは、受診者のみなさまに御来院頂くのは検査日のみ。予約は電話でお受けします。結果は生検を行わなければ、報告書を当日に貴院に郵送するか、受診者のみなさまにお渡しします。生検を施行した場合には、2週間以内に、報告書と病理結果を郵送いたします。お急ぎの場合は当日に内視鏡の報告書だけをお渡しし、病理結果は後日ご報告いたします。
検査でポリープが見つかっても、再度、治療のために予約が必要だと、受診者のみなさまの負担が大きい。
日帰りの内視鏡治療も行っております。
検査後の注意事項をご説明し、ご本人の同意があれば可能な限り、同日に内視鏡治療(ポリペクトミー、EMR)を行います。
ポリープのサイズが大きいなど外来治療が困難な場合にはご依頼元の医療機関とご相談させていただき、専門施設をご紹介いたします。
検査のため他院に紹介した受診者のみなさまが、その後帰ってこない。
検査結果の詳細なご説明は、原則、ご依頼元の医療機関にお願いしております。
当クリニックでは、検査後に簡単なご説明をしますが、貴院よりご要望がない限り、原則として結果のご説明はご依頼元の主治医にお願いしております。ご報告書は主治医の先生にご郵送または受診者にご持参いただきます。
生検組織診断が行われた場合には2週間以内に結果をご郵送しますので、貴院にてご本人にご説明ください。(ご希望があれば当院にてご説明の後、ご報告することも可能です。)
大腸のポリペクトミーを行った場合には、検査ではなく手術となりますので、原則として、病理結果がでて受診者のみなさまに結果をご説明するまでは、当クリニックにて責任をもって経過を診させていただき、その後貴院にご報告させていただきます。
以前に内視鏡検査を受けて、受診者のみなさまが大変つらい思いをした。
経験豊富な専門医が検査を行います。
当クリニックでは、熟練した内視鏡専門医が苦痛のない検査を心がけ、最新機器による精度の高い診断を施行し、高い評価を得ております。
上部内視鏡検査では細径内視鏡使用し、また、ご希望によって、経鼻内視鏡検査にも対応しております(現在、新型コロナウイルス流行拡大防止のため経鼻内視鏡検査は受け付けておりません)。大腸内視鏡検査では、検査中、検査後の受診者のみなさまの訴えで多い、腹部膨満や、それに伴う腹痛の軽減のために、当クリニックでは二酸化炭素を使った送気による検査を行い、好評を得ております。鎮静剤麻酔の使用等についてもご相談に応じております。
当院導入のシステム
ハイビジョン内視鏡システム
走査線と水平方向の画素数が大幅に増大したモニターと、ハイビジョン対応の高画質CCDとの組み合わせによって、飛躍的に鮮明な画像が得られるようになりました。
従来の方式では発見が困難であったかもしれない微細な粘膜構造の変化も、観察しやすくなりました。
NBI観察
がんの増殖には、血管からの栄養補給を必要とするため、病変の近くの粘膜には、多くの血管が集まりやすくなると考えられています。そこで、粘膜内の血管などをより鮮明に観察しやすくするために、血液中のヘモグロビンが吸収しやすい特殊な光を照らし画面に表示するのが、狭帯域光観察です。狭帯域光観察では、毛細血管の集まりやそのパターンなどが鮮明に表示され、通常光による観察では見えにくかったがんなどの早期病変の観察において有用性が期待されています。またこれまでは、血管や粘膜の詳細な観察のためには色素による染色を行わなければならないこともありましたが、狭帯域光観察を行うことによって、患者さんの身体的な負担が軽減されることが期待されます。
細い内視鏡
口からカメラを挿入する経口内視鏡検査で一般的に使用されている外径9mm程度の内視鏡よりも、さらに細い外径7.9mmの内視鏡を使用しています。外径が細いことで、口からの検査時に患者さんの苦痛を軽減することが期待されます。
二酸化炭素
通常、内視鏡検査では空気で消化管をふくらませて観察しております。当院では、下部内視鏡検査時に、空気の代わりに二酸化炭素を使用しております。二酸化炭素は、空気に比べ体内への吸収は300倍以上もあり、検査後に残ったガスは体内に速やかに吸収され、呼気時に肺から排出されます。メリットとしては、吸収・排泄が早いため、検査中の大腸の過度の拡張時間が短縮され、腹部膨満感は検査後に速やかに消失し、検査後に腹部膨満で痛みや苦しむことがすくない点です。この方法は、当院院長のグループが1995年に日本消化器内視鏡学会にて発表し、学会賞を受賞しました。
協力 オリンパス株式会社 おなかの健康ドットコム(https://www.onaka-kenko.com)より